Information

2010/05/26

スウェーデン4

スウェーデン4

ヘイサン。(スウェーデン語で今日は!)結構忙しくなってきた。毎日市内へ行ってるような気がする。
それはオレの唄入れが始まったり、パーティやライヴに行ったりなど。(唄入れは市内のタンバリンスタジオでやってる)
だからここでの生活もどんどん充実してきた。煮詰まったら市内を散歩したり、買い物したりできるんだよ〜。
カントリー・ヘルにいたら考えられない。そして日本からお仲間がやってきた。Mr.増渕、SONYのディレクター。
増渕さんはアムステルダム経由でやってきた。アムスからマルメまではなんとプロペラで、
生きた心地がしなかったと言う。増渕さんかなりお疲れ。カントリー・ヘルに着いて絶句。
そして日がたつにつれカルチャー・ショック。わかります! 誰だってここにきたらそうなる。
それくらいここは別世界。最近マグナスが頻繁に出入りして、オレたちのケアをしてくれる。
彼はカーディガンズのリーダーでありベーシスト。はじめは何でオレ達のケアをしているのかよくわからなかったけど、
よく聞くと彼は事情があってカーディガンズをお休み中。それで今はタンバリンスタッフとして働いている。
彼は「人生を見つめ直す時期なんだ」と言ってる。誰だってそういう時期はあるよね。
それはすごく前向きなコトだと思う。特にバンドやってるとね〜。まわりが見えなくなっちゃうからね。
マグナスはデカイ! 1m96cm。大のエルビス狂でいつも唄ってる。やつと喋ってると、
見上げてなきゃいけないので首が痛い。やつはこっちの人には珍しくおしゃべり好きで、
何かと「Gen何がしたい?」と聞いて来る。(こっちの人たちは、アメリカ人とかと違って、
「あ〜だ、こ〜だ」とは喋りかけてこない。いい意味でほっといてくれる。
しかしほっとかれ過ぎると異国の地にいるオレ達はちょっぴり淋しかったりもいる。)
マグナスに南部のスコーネ地方をドライブしたいと言って、のんびりドライブする。果てしなく田園地帯。
たまにポツンと家。この家達がカラフルでステキなんだってば。ほとんど「アルプスの少女ハイジ」の世界。
ハールと言う小さな町で、ランチを食べたんだけど、スパゲティーの量にびっくり。こんなに食えるか! 
だから北欧の人はでかい。となりの席の10才ぐらいの女の子が、マグナスと同じ大きさのピザを食べていた。
かなりtoo muchで笑えた。さすがに残してる。マグナスは当たり前のようにペロリ。
エッグストーンのVoのペールがサッカーコーチをやっていて、そのチーム名は「ロコモティブ・ルンド」。
彼等はスウェーデンリーグのディビジョン7。(ディビジョン7は最下位リーグでチャンピオンリーグに
行くためには、毎年各ディビジョンを1位で勝ち抜いていかなければいけない。
だから最低でも7年かかる遠い話。)ペールは試合があると言うので、オレ達は胸踊らせて見に行く。
スタジアムを想像してたが、行ってみたらただの草サッカー。気温4度C。観客7人。
ここはロコモティブ・ルンドのホーム。淋しい限り。おまけにいつもコーチのはずのペールがウォーミングアップしてる。
「どうして?」と聞くと、「今日は人数が足りないから出場しなきゃいけない」なんて言ってる。
開いた口が塞がらない。ペールはどう見たってサッカー選手の体系じゃない。
試合が始まって15分オレ達が試合を後にしたのは言うまでもない。ペールにまんまとハメられた。
しかしこれは貴重な体験。一応スウェーデンの公式リーグだからね。夜、マルメのレストランでペールに会った時、
彼はニコニコ。6対2で勝ったらしい。これからチームのメンバーと祝賀会だって。
次の日ちゃっかり新聞に試合結果が載ってた。しかし、思い出すだけで笑える。
※スウェーデン日記を読み返していると、オレはこっちに遊びにきてるみたい(笑)。
いやいやそんなコトはありません。レコーディングは順調! 毎日確実に進んでいます。
ただこっちの人の1日の仕事時間が短いだけ。

Back Information